新型トライトン発表!

東南アジアをはじめとして世界戦略車として販売されている三菱のピックアップトラック、トライトン。
そのトライトンが日本時間の本日、7月26日の正午に正式に発表されました。
来年初頭に発売されるようです。

現行型よりもボディサイズをひと回り大型化し、水平基調の力強いスタイリングで、フロントには「デイタイムランニングランプ」を採用。ランプ下部には立体的な3連ヘッドライトを組み合わせています。
下の写真が前型ですが、こちらも最近の三菱車の特徴であるダイナモックシールドで迫力がありますが、新型は現行型よりも力強さが増した顔つきになり、実際にサイズも大きくなっているようです。

(シルバーが前型、ブルーは初期型のトライトン)

 

 

新開発のラダーフレーム、シャシー、2.4Lクリーンディーゼルエンジンを採用。
ロングストロークなエンジンのようで、ディーゼルと相まって力強いトルクを発生するようです。
エンジンは150ps/33.7kgm、184ps/43.8kgm、204ps/47.9kgm と3種類の出力を用意していると言われており、日本にはどのタイプが入ってくるのかは、現段階では不明ですが、分かり次第、またお知らせしたいと思います。
Webマガジン等で書かれている情報の中に新型アウトランダーPHEVでも評価の高いドライブモードがあるような紹介があり【「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」「マッド」「サンド」「ロック」とオンロードも含めた7モードを設定し、幅広いシーンに対応する】とありましたが、動画を見る限り2H・4H・4HLC・4LLCとパジェロやデリカスペースギア等で採用されていた切り替えモードは確認できますが、アウトランダーのようなドライブモードになるかどうかはお楽しみといった感じです。

以下はターミネーターのような出現をするトライトンです。
日本ではなかなか観ることがないコマーシャルは圧巻です。

それと昨年前型トライトンでアジアクロスカントリーラリー2022で初参戦・初優勝したのですが、今回はこの新型で増岡さんを中心に再度参戦が決まってます。
以下はラリー仕様のトライトンと伴走が予定されているデリカD:5です。

 

個人的に興味深いのは海外でUPされている動画や開発の方の動画の中にトレーラーを牽引している場面がとても多いことです。

日本国内で発売されている車はモコノックと呼ばれるフレームが大半を占めますが、トライトンはラダーフレームです。オフロードでは舗装路を走るよりサスペンションの動きが大きくなり、ボディには大きな負担がかかるためモノコックのような薄い鋼板では亀裂が入りやすいのです。
さらにオフロード車はタイヤ等も大きくバネ下重量が重いため、足まわりからの入力に対して力を受け止めるだけの質量が必要になってきます。加えて、上屋とフレームが完全に独立しており、ボディの架装にも融通が利き、効率よく様々なバリエーションモデルが造れる利点もあります。
免許が必要なサイズのトレーラーでもヒッチメンバー次第でかなり重いトレーラーの牽引も可能になると思います。

ライバル車としてはトヨタのハイラックスやいすゞのD-MAXがありますが、海外まで行って試乗をした方の話によると、走行性能は圧倒的にトライトンに軍配が上がるとの事でした。

なかなか比較することができる場面はありませんが、機会があれば是非雑誌やWebマガジンさんの方で企画していただきたと思います。

弊社でも数台は入庫予定なので、興味のある方はちょくちょくブログをチェックしておいてくださいね。

 

by IBARAKI