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レッツゴー4WDフェス&トライトン!(今回長文です)

行ってきました、レッツゴー4WDフェス2023!
今回は西尾張三菱としてではなく、新たに立ち上げる新ブランド【MDF EQUIPMENT】としての出展でした。
もちろんご相談やお問い合わせなどは今まで通り、西尾張三菱にお問い合わせをいただければ結構ですが、各種アイテムの製造や販売などの部分は新ブランドMDFで行ってまいりますので、MDF EQUIPMENTをよろしくお願い致します。

さて今回はジャパンモビリティショーでも出展されていたトライトンを、さらにお客様が近づいて見学できる機会だったのですが、レッツゴー4WDフェスにご来場いただいたお客様はトライトンをどのようにお感じになられたでしょうか?

現地でも「外装も内装もカッコいい!」とか様々なお声をいただいていたようですが、実際に45度の登坂やキャンバー走行をご覧になられて見た目もいいけど走りはそれ以上と感じていただけたと思います。写真や動画で確認できると思いますが、サスペンションの長いストローク具合やリヤタイヤの八の字具合お分かりになりますでしょうか?本格的な4WD乗りの方ならお分かりいただけると思いますが、改造無しのノーマルでここまで動きます。


動画も是非ご覧ください。
三菱自動車 新型トライトンの凄さをLET’S GO 4WD FES 2023で体感

実はレッツゴー4WDフェスに向かう4日前に、機会がありトライトンでサーキットを走行させていただきました。
サーキット走行はもちろん、人工的に造ったガタガタ路面を走らせていただきました。
試乗はトライトンだけではなく、他社のピックアップトラック(ここでは秘密なのでHと呼ばせていただきます)との比較走行ができました。比較して感じたことは以下の通りです。

【サスペンション】
乗り比べての感想としては、某社ピックアップ車のHにお乗りの方には申し訳ないのですが、比較にならないほど素晴らしいものでした。
前述のガタガタ路面ではサスペンションの吸収具合がまったく異なり、一瞬でその違いが分かる程スムーズでした。
試乗は先にHに乗り、「このガタガタ路面なら仕方ないよね」と思えるぐらい振動が身体に伝わってきましたが、トライトンではそれがとても軽減されて誰が乗っても一瞬で分かる程でした。
この違いはリヤのリーフスプリングを敢えて3枚にしている事が大きく影響しています。
5枚ではなく3枚にする分、1枚の板ばねの厚みや幅のボリュームを上げて、しなやかでギクシャクすることなく可動するように仕上げています。

【エンジン】
停止状態からの発進加速ですが、今回のエンジン面での大きな「売り」になるツーステージターボが採用されていることにより低速からのスムーズ且つパワフルな走りを体験できました。
Hの方はアクセルONした瞬間から3秒弱ぐらいのところでドッカンターボが効く感じでターボが効くまでの間、モタモタした感じでしたが、トライトンはアクセルONですぐにパワフルな加速を始めスピードが乗ってきてからもとてもスムーズに加速が続きました。
トルクは1500rpm/470Nmで重量級のトレーラーでも楽々に牽引できます。
このツーステージターボは3000~5,000m級の山岳地帯の空気が薄い場面でも問題なく使えるように仕上がっているとの事でした。

【4WDシステム】
4WDシステムはスーパーセレクト4WD-II(SS4-II)を採用しています。
SS4-Ⅱと言えばパジェロを思い出す方もいらっしゃると思いますが、パジェロで見慣れていた以下のモードが選択できます。
「2H」「4H」「4HLc」「4LLc」の選択が可能なので、路面状況によりこの走行モードを自由に選択できます。。。と書いてしまうとな~んだ古い技術なんだねと思う方もいるかもしれませんが、三菱の技術陣がそれだけで終わらせる訳はありません。(実際は凄い技術を昔から使っているってことなのですが(^^;))

自身での試乗ではありませんが、チーム三菱ラリアートの総監督である、増岡さんにハンドルを握っていただき、その横に乗らせていただき、対角のタイヤ(右前のタイヤと左後ろのタイヤ)が滑る状況を作ってそこからの脱出を試みました。
2Hや4H、4HLcでは滑ってしまい脱出できなかったのですが、4LLcでは滑りながらも脱出できました。
さらに室内のシガーソケットの横に付いている「R/D LOCK」のスイッチを押してリヤのデフロックを利かせるとほぼアイドリングだけでいとも簡単に脱出できました。(4HLcでも走行技術のある方は脱出できると思います)

なかなかそのような状況に陥ることもないかと思いますが、舗装がまだまだできていないアジアや砂漠地帯なども想定している世界戦略車ならではのシステムを体感できたことは貴重な体験でした。

【ヒルディセントコントロール[HDC]】
45度の登坂キットには前からと後ろからそれぞれ登っていく体験をさせていただきましたが、上がった後に今度はゆっくりと降りていくのですが、ここではブレーキを掛けずにヒルディセントコントロールのみで45度の下りを降りたのですが、増岡さんはブレーキもアクセルにも足をつけずに上げたままにして見せてくれてましたが、HDCのおかげでゆっくりと全く不安を感じさせることなく降りていってくれました。冬の凍った路面などではとても有効に使えます。
※ヒルディセントコントロールはトライトンだけではなくデリカミニやデリカD:5など三菱の4WD車にも装着されています。※

※driver channelさんの動画、8分ぐらいの所からデリカミニのヒルディセントコントロールが確認できます。※
【デリカミニ】半端なやつと思うなかれ、でした【藤トモCHECK】

【アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)&アクティブ・スタビリティ・コントロール(ASC)】
トライトンを始めアウトランダーやエクリプスクロスにも採用されている二つの技術ですが、この二つのが付いている車を体感してしまうと他の車で満足できなくなるそんな三菱ならではの技術です。
今回の体験走行の中でパイロンを立てて狭い場所を作って、そこを180度の転回をしなければいけないコースがあったのですが、他社のHよりも小回りが利いて回転半径が小さく回れたのはこの技術が効いてるんだなと感じました。

この技術があるからこそ運転技術に自信が無い方でも安心して雪道や滑りやすい路面を思った通りに走行できるのですが、これに慣れてしまってから他の車に乗ってしまうと「いつものようにハンドルを切っても曲がっていかない!」となってしまうことになると思います。なので是非これを体験して欲しいと思ってます。

どんな方の乗っても【安心・安全・快適】に乗れる車造りを目指す三菱自動車を代表する性能です。
個人的にはこの技術こそ三菱の技術と思っており、4WDシステムやエンジンよりも気に入っている部分でもあります。
※この二つの技術と4WDとABS等を合わせた物を【S-AWC】と呼んでいます。

4年前の古い記事ですがカーウォッチさんが書いていただいている以下のサイトがとても分かりやすいです。
三菱自動車の新旧「デリカD:5」を雪上比較。「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロス」も走らせ4駆へのこだわりを再確認

それとトライトンの走りが確認できるカーグラフィックさんの動画がとても分かりやすく面白いので、是非こちらもご確認ください。
【三菱トライトン:ラリーストの増岡浩さんが華麗なるドライビングを披露! CG編集部の竹下元太郎がレビューします】

【ブログ担当:IBARAKIの一番推しの機能がコレ】
最後にキャンピングトレーラー好きの自分として一番押さえておきたい機能として、トレーラースタビリティアシスト【TSA】があります。
実はトライトンは前型にも前々型にもTSAが装備されています。
トレーラー牽きにとって一番の恐怖がスネーキングです。
スネーキングとか以下のようなことです。
【スネーキング例1】
【スネーキング例2】

≪勘違いされると困るので書いておきますが、安全スピードで下記に書いていることが守れば起きないことです。≫

揺れ始めると横揺れが徐々に大きくなり、最後にトレーラーとクルマが一緒にひっくり返ることもあります。
揺れ始める前の対策としては、トレーラーを後ろ荷重にしない事。スピードを上げすぎない事です。
動画をみていただければ分かりますが、トレーラーのタイヤよりも後ろに荷物を積んで後ろ荷重にすることによりスネーキングが起こりやすくなります。
【対策は後ろ荷重にしないこと】

一番の基本はなるべく荷物を積まずに、積んでも後ろ荷重にはしないという事が絶対なのですが、もしそのような状況になった時にTSAがあれば、横揺れを検知した際に状況に応じてブレーキを制御してトレーラーの横揺れを収束させます。詳細の機能はまだ分かりませんが、エンジン出力も制御してくれるのかもしれません。

それと今回は、ディーラーオプションで重量級のトレーラーでも対応できるヒッチメンバーも開発してくれる可能性があるので、そこも楽しみにしていただければと思います。

長くなりましたが、発売は来年の早い時期になります。
製造はタイのレムチャバン工場にて生産していますので、ご注文をいただいてから届くまで時間が掛かります。
弊社でも複数台の発注を掛けていますが、それも早い者勝ちとなりますので、早めに手に入れたいという方は是非、西尾張三菱までお問い合わせを下さいませ。

by IBARAKI

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