グランディス登場
【三菱自動車、欧州市場向けの新型コンパクトSUV『グランディス』を世界初公開】ということで、7月2日に三菱自動車はホームページにてグランディスを欧州市場向けの新型コンパクトSUVとして発表致しました。

国内でグランディスと言えばシャリオから派生し、シャリオグランディス、グランディスと変化していきましたが、パッケージとしては3列シートで非常に使い勝手が良いマルチパーパスワゴンでした。
【シャリオ】として初代が発売されたのが1983年ですが、ステーションワゴンが隆盛を誇る1990年代より以前にこのパッケージの車を造り上げた三菱の先見性は非常に素晴らしいのですが、いつものちょっと早すぎた感が否めないというのもご愛敬といったところでしょうか?(笑)

ただこのシャリオが生まれてなければのちに大ヒットするRVRが生まれてなかったのも事実です。シャリオでも2リッター/4G63ターボというランエボで使用しているエンジンを積んだ【リゾートランナーGT】を発表したり、エンジンバリエーションだけでもいろんな排気量があり、シャリオ・シャリオグランディス・グランディスと様々なバージョンでその名前を引き継いできた歴史があります。もし今リゾートランナーGTとかあれば、とんでもない価格が付きそうな気がします。
さて話が逸れてしまいましたが、今回のグランディス、エクスフォースとサイズ感がどれぐらい違うのか気になります。グランディスは3列シートなので、エクスフォースよりも全長があるのでは、、、と思います。




グランディスのパワートレインは2種類あるらしく、
①:1.3L直噴ターボ搭載マイルドハイブリッド(MHEV)モデルは6MTと7DCTを設定、最高出力は140馬力。
②ハイブリッドEV(HEV)モデルは1.8リッター自然吸気4気筒ガソリンエンジン最高出力109馬力。36kWの駆動用モーターと15kWの発電用モーターを組み合わせた2モーター構成。
さらに、2つのインバーターとコンバーターを内蔵したパワーエレクトロニクスボックス、1.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリー、そして走行状況に応じて駆動を最適化するスマートマルチモードギアボックストランスミッションを組み合わせ、システム全体で156馬力を実現。EV/ハイブリッド/回生などの自動モード切替に加えて、バッテリー残量を維持する「Eセーブ」モードも選べる、との事です(Webで出てきている情報です)。
エクスフォース、グランディス、エクスパンダ―のようなデザインやパッケージは、マーケットを考えるとこのようなスタイルになってしまうのかもしれませんが、またここからいろんな機能の持たせた新しいスタイルを送り出して欲しいと思います。期待するのはかつてのRVRのように片側だけでもスライドドアで室内が広くて、女性の方でも使いやすいサイズ感、、、とか、PHEVやディーゼルを積んだモデルとかどうでしょうか?もちろんAYCやヒルディセントコントロールが付いてて、安心して走れるようなクルマ・・・。
三菱自動車ならそんな車を造ってくれるのではないかと期待しています。